株式会社ライフサポートNEO

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【2025年5月 ビギナー研修】を開催しました。






「皆が安心できる環境づくりを」。
スタッフの心身のケアとご利用者様の意思を尊重することの大切さを再確認しました。



参加者同士、積極的な意見交換。
ライフサポートNEOグループでは、5月15日(木)に『介護職員のメンタルヘルスケア』と『介護現場でのリスクマネジメント~高齢者虐待防止~』をテーマにビギナー研修を開催いたしました。

参加者同士が自由に意見交換を行い、終始和やかな雰囲気の中で進行。『介護職員のメンタルヘルスケア』の講義では、他スタッフの良いところに目を向ける姿勢や、ストレス発散法の共有など、実践的で前向きな発言が多く見られ、互いに参考になる場面も多くありました。

参加スタッフにも良かった取り組みを挙げてもらうと「他のスタッフへ『助かっているよ』と1対1で丁寧に声をかけ続けた結果、ご利用者様ともより打ち解けて対応できるようになった。この取り組みをきっかけにご利用者様と他スタッフとの信頼関係がなお強固なものになった」との見事な事例が。「好事例としても良い取り組みですね」と講師からも高く評価されていました。『他人に対しても自分に対しても完璧を求めすぎないこと』や『連続休暇の重要性』など、心身のメンテナンスに関するアドバイスも。また、ストレスコントロールの一つである『コーピング(=ストレスを解消するための対処)』について『積極的な問題解決』『休養』『相談』『見方を変える』など、具体例を交えながら日常でも実践しやすい対処法を学びました。

『介護現場でのリスクマネジメント~高齢者虐待防止~』の講義では、最近報道された有料老人ホームでの傷害事件を受け、介護の現場で起こりうるリスクや課題について深く考える機会となりました。ご利用者様の『意思を尊重すること』の大切さについても触れられ、たとえば「〇〇様、危ないので私がしておきます。座っていてください」といったご本人が望まれていない介助を無意識に行わないよう注意が促されました。このような何気ない言動がご利用者様の心に影響を与える可能性があることを説明。また、スタッフが『安全のため』と考えて行う行動でもご本人が不快に感じる場合は『不適切なケア』となり得ることが共有されました。常に『ご本人の気持ちを伺い、説明と同意を得ること』が大切だと再確認。虐待が起こる背景には、介護の基本を理解していないことや忙しさからくる職員の疲弊、感情のコントロール不足、そして支援体制の不備などがあり、これらの課題に対応するためには環境改善や職員同士のコミュニケーション強化が必要であることを共通認識として持つ有意義な講義となったようです。

参加者からは「メンタルヘルスケアの研修内容については、すべてのスタッフが意識して取り組むべきことだと思いました」「経験年数や役職ごとに悩みも異なるため、グループワークも実施してみたいと思いました」「虐待のニュースを受け、施設運営の在り方について深く考えさせられました。今後もご利用者様にとって安心できる環境づくりを心がけていきたいです」など研修で今後の運営についても考えるきっかけとなったようです。

今後も研修で得た知識と意識を共有し、ご利用者様ひとりひとりの尊厳を守り、安心して生活できる環境づくりに努めてまいります。

ライフサポートNEOグループは、新人研修を始めグレード別研修さらに外部研修なども積極的に取り入れております。スタッフのサポートと質の高い介護サービスとケアを提供できるよう、これからも研修を充実させていきます。
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